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【ホウ酸防蟻の注意点】メリットだけじゃない、本当に知っておきたいポイント

シロアリ対策のひとつとして近年注目されているのが「ホウ酸系防蟻剤」です。
安全性や長期間効果が続く点が評価され、採用を検討される方も増えています。

一方で、専門団体の資料でも「使用環境が限定される薬剤である」と示されているように、事前に理解しておきたい特性もあります。

シロアリ対策協会:ホウ酸系防蟻・防腐製剤について

ホウ酸が注目される理由はシンプルです。

  • 揮発しにくく、空気中に広がらない
  • 分解されにくく、効果が長持ちしやすい
  • 臭いが少なく扱いやすい

こうした特徴から、特に「小さなお子様がいる家庭」や「薬剤に不安がある方」に選ばれるケースが増えています。

広島のように湿度が高く、シロアリリスクが高い地域では、
「安全性も気にしながら対策したい」というニーズと相まって、関心が高まりやすい傾向にあります。

■ 水に弱いという大きな特徴

ホウ酸は非常に水に溶けやすい物質です。

そのため、

  • 雨がかかる場所
  • 結露が発生する場所
  • 万が一の漏水箇所

こういった環境では、成分が流れ出てしまう可能性があります。

つまり、 👉 「乾燥状態が保たれる場所」が前提の薬剤です。

■ 使用できる場所が限られる

この性質から、ホウ酸は

  • 屋外に近い部位
  • 地面に接する箇所

では基本的に不向きとされています。

そのため、施工においては 👉「使える場所」と「使えない場所」をしっかり分ける必要があります。

■ 侵入を防ぐ力は限定的

一般的な防蟻対策は、

  • 土壌に処理して侵入を防ぐ
  • 薬剤に触れたシロアリを駆除する

といった「侵入防止」の考え方が重要です。

一方でホウ酸は、
👉 食べたシロアリに効果を発揮するタイプ

のため、

👉 入ってくるのを防ぐ力は強くない

という特徴があります。

■ 対応できるシロアリの範囲

現在の性能評価では主に
👉イエシロアリに対する効果が確認されています。

しかし、

  • アメリカカンザイシロアリ(乾材シロアリ)

など、近年被害が広がっている種類については
👉効果が十分に明らかになっていない部分もあります

ホウ酸は比較的扱いやすい素材ではありますが、
環境や使い方によっては影響を考慮する必要がある物質でもあります。

特に、

  • 水に流れやすい
  • 使用できる範囲が限定される

といった点は、施工後の効果にも直結します。

ホウ酸防蟻は、

✅ 長期間効果が期待できる
✅ 安定した性能を持つ

といったメリットがある一方で、

  • 水に弱い
  • 使用環境が限られる
  • 侵入防止には向かない場面もある

という特徴も持っています。

特に広島のように、

  • 湿気が多い
  • 台風や雨の影響を受けやすい

地域では、環境に合った選択が重要です。


👉大切なのは
「どの薬剤が良いか」ではなく
「自分の家に合っているかどうか」

防蟻対策は、建物の構造・立地・環境を踏まえたうえで、
最適な方法を選ぶことがポイントです。

※本記事は、しろあり防除施工士による監修のもと作成しています。

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