春から初夏にかけて増えてくるお問い合わせのひとつが、
「ハネアリがたくさん出てきたんですけど、大丈夫でしょうか?」
というご相談です。
先日も、某企業様の事務所からこのようなお電話をいただき、現地調査へお伺いしました。
今回は実際の調査事例をご紹介しながら、ハネアリを見つけた際に注意すべきポイントについてお伝えします。
ハネアリが大量発生!現場を調査してみると…
現場は軽量鉄骨造の事務所でした。
ハネアリが発生した場所を確認すると、飛び回っていたのはヤマトシロアリのハネアリ。
現場は、某会社さんの事務所で軽量鉄骨造でした。早速、ハネアリの出た箇所へ案内して
ヤマトシロアリは毎年4月から5月頃にかけて巣別れを行い、新たなコロニーを作るためにハネアリとなって飛び立ちます。
そのため、
- 室内で大量に発生した
- 窓際に羽が落ちている
- 朝起きたら突然出ていた
という場合は、シロアリ被害の可能性があります。
床下を調査するとシロアリの痕跡を発見
早速、発生箇所周辺を調査しました。
床は鉄製の床板だったため、一枚ずつ取り外しながら床下を確認していきます。
しかし床下の高さはわずか10cm程度。
なかなか厳しい環境でしたが、慎重に調査を進めていくと…

シロアリの羽と蟻道を発見!
床下には大量の羽が落ちており、さらにシロアリが移動するために作る**蟻道(ぎどう)**も確認できました。
間違いなくシロアリが活動していた痕跡です。
周囲は鉄骨や金属部材が多く、
「こんなに鉄ばかりの場所でよく生活しているな…」
と思いましたが、シロアリはわずかな木材や湿気のある環境を見つけて生息します。
改めてその生存能力の高さを実感した現場でした。

鉄骨造でもシロアリ対策は必要です
「うちは鉄骨だからシロアリは関係ない」
と思われる方も少なくありません。
しかし実際には、
- 床組み
- 間柱
- 下地材
- 建具
- 造作材
など、多くの木材が建物内には使用されています。
シロアリはこうした木材を狙って侵入するため、木造住宅だけでなく軽量鉄骨造やRC造でも被害が発生します。
最近はベタ基礎や防湿コンクリート施工の建物も増えていますが、それだけで完全にシロアリを防げるわけではありません。
定期的な点検が重要です。

ハネアリを見つけたら早めの点検をおすすめします

これからの時期は、ハネアリを見かける機会が増えてきます。
特に以下のような場合は注意が必要です。
✅ 室内で大量のハネアリが発生した
✅ 羽だけが大量に落ちている
✅ 浴室や玄関付近で見かけた
✅ 床がブカブカする
✅ 木材に空洞音がする
ハネアリはシロアリ被害のサインかもしれません。
「これってシロアリかな?」
と気になったら、そのまま放置せずお気軽に住宅ケンコウ社へご相談ください。
早期発見・早期対策が、大切な建物を長持ちさせるポイントです。






































