「シロアリ被害に気を付けましょう」と言われても、実際にどのような被害が起こるのかイメージできない方は多いのではないでしょうか。
ゴキブリやムカデは目にする機会がありますが、シロアリは普段の生活の中で見ることがほとんどありません。そのため危険性を実感しにくく、気付かないうちに被害が進行してしまうケースも少なくありません。
今回は、シロアリ被害がイメージしにくい理由や、実際に住宅で発生する被害について分かりやすく解説します。
シロアリ被害がイメージしにくい3つの理由

1. シロアリそのものを見る機会が少ない
多くの方はシロアリを実際に見たことがありません。
シロアリは床下や壁の中、基礎周辺の土の中など、普段目にしない場所で活動しています。そのため、被害が発生していても存在に気付かないことがほとんどです。
羽アリが大量に飛び出した時に初めて気付くケースもありますが、その頃にはすでに被害が進行していることもあります。
2. 被害が見えない場所で進行する
シロアリは木材の表面を残しながら内部を食べ進める習性があります。
外見上は問題がないように見えても、中身だけがスカスカになっていることも珍しくありません。
例えば、
- 床下の大引き
- 土台
- 柱
- 壁の内部
など、住宅を支える重要な部分が食害されることがあります。
3. 日常生活に大きな変化が出にくい
シロアリ被害はゆっくりと進行します。
初期段階では、
- 特に異常を感じない
- 床が少し軟らかい気がする
- ドアが閉まりにくくなった
といった小さな変化しか現れません。
そのため、「気のせいかな」と見過ごされてしまうことも多いのです。
シロアリは家のどこを食べるの?

シロアリは木材だけでなく、木材に含まれるセルロースを栄養源として活動しています。
特に被害が発生しやすい場所は次のとおりです。
床下の土台
住宅を支える重要な部分です。
床下は暗く湿気がこもりやすいため、シロアリが侵入しやすい環境になります。
柱の根元
基礎に近い部分は特に注意が必要です。
見た目は正常でも、内部が大きく食べられていることがあります。
和室や水回り周辺
浴室や洗面所、キッチン周辺は湿気が多く、シロアリが好む環境になりやすい場所です。
古い住宅だけでなく、比較的新しい住宅でも発生することがあります。
実際に起こるシロアリ被害とは?
床がフワフワする
最も多い相談のひとつです。
床材の下にある構造部分が食害されることで、歩いたときに沈むような感覚が発生します。
柱や木材が空洞化する
ドライバーなどで軽く叩くと、ポコポコと空洞音がすることがあります。
見た目では分からないため、専門業者による点検が必要です。
修繕費用が高額になる
シロアリ駆除だけで済めばよいのですが、被害が進行している場合は、
- 土台交換
- 柱補修
- 床の張り替え
などが必要になるケースがあります。
早期発見と比べると、費用負担が大きくなる可能性があります。
広島でもシロアリ被害は珍しくありません
広島県は比較的温暖で湿度も高く、シロアリが活動しやすい環境です。
特に、
- 築10年以上経過している住宅
- 防蟻処理から5年以上経過している住宅
- 床下の湿気が多い住宅
は定期的な点検をおすすめします。
「新築だから大丈夫」と思われる方もいますが、防蟻薬剤の効果は永久ではありません。
そのため、定期的な床下点検が重要になります。
シロアリ被害を防ぐには早期発見がポイント
シロアリ被害は、発生してから対処するよりも早期発見が重要です。
特に以下の症状がある場合は注意しましょう。
- 羽アリを見かけた
- 床が沈む感じがする
- 柱を叩くと空洞音がする
- 築5年以上経過している
- 防蟻保証が切れている
ひとつでも当てはまる場合は、一度床下点検を受けることをおすすめします。
まとめ
シロアリ被害がイメージしにくいのは、普段目に見えない場所で活動し、ゆっくりと住宅を傷めるからです。
しかし、見えないからといって被害がないとは限りません。
気付いたときには住宅の重要な部分まで被害が広がっていることもあります。
住宅ケンコウ社では床下の無料点検を実施しています。大切な住まいを長く守るためにも、「まだ大丈夫」と思っている今こそ、床下の状態を確認してみませんか?






