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「シロアリは“木じゃないものも?”という見出しと、段ボール・畳・新聞紙・シロアリのイラストが並んだ、やさしいタッチの解説系アイキャッチ画像。シロアリが木だけでなく紙や畳などセルロースを含む素材にも寄りつくことを説明する内容を示している。」

シロアリは木以外も食べる?広島の家で危険な段ボール・畳・新聞紙の意外な理由

「シロアリ=木を食べる虫」

多くの人がそう思っていますが、実はこれ…半分正解で半分は不正解です。

シロアリが本当に好むのは“木そのもの”ではなく、
木・紙・畳・段ボールなどに含まれる**「セルロース」という成分**。
これが、あなたの家にも気づかないうちにシロアリを寄せてしまう理由です。


セルロースは、

木・紙・植物全般に含まれる“繊維の材料”のようなもの。

身近なところでは、

  • 段ボール
  • 新聞紙
  • 畳(い草)
  • 衣類の一部(綿)
  • 押し入れの繊維板

…など「木以外」にも実はたくさん使われています。

そしてシロアリはこのセルロースを分解して栄養にできる、
数少ない生き物のひとつ

だから “木製じゃないのに食べられるもの” が多いわけです。


「うち木造じゃないし大丈夫」
というお客様も多いですが、実際には構造より“置いてある物”の方が危険なことも。

▼ 寄りつきやすいもの(実例)

① 段ボール(危険度MAX)
湿気を吸いやすく、暗い場所に置かれがち。
押し入れ・床下収納・倉庫はシロアリにとって最高の環境。

② 畳
い草=セルロースのかたまり。
畳の下から食害が進んで気づけないケースも多いです。

③ 新聞紙・本
水を吸いやすく、長期間置くと劣化→シロアリが入りやすい。

④ クローゼットの木製家具
外側だけでなく内部の薄い板(繊維板)が狙われることも。

⑤ 押し入れの底板(ベニヤ)
湿気と暗さで“最強のスポット”になりがち。


シロアリは自分の体だけではセルロースを分解できません。
腸内に住む微生物がセルロースを“分解の手助け”をしてくれています。

つまり、

「木の家が好き」ではなく、「セルロース+湿気のある場所」が好き

だということ。

逆にいえば、
湿気が少なく、段ボールや紙類を置かない家はそれだけで危険度が下がります。


広島は

  • 湿気が多い沿岸部
  • 山側の湿度がこもりやすい住宅地

が多いため、シロアリが活発になりやすい地域。

とくに以下の場所は注意が必要です。

▼ 広島で食害が多い傾向のあるポイント

  • 1階和室の畳下
  • 押し入れの床板(特に北側)
  • 外壁に接した収納内部
  • 床下の段ボール置きっぱなし
  • 玄関付近の収納

※実際に住宅ケンコウ社でもこのパターンは相談が多いです。


大がかりな工事は不要。
“セルロース+湿気”の組み合わせを減らせばOKです。

▼ やると効果があること

  • 段ボールは 床に直接置かない(すぐ捨てる)
  • 押し入れは すのこを敷いて通気を確保
  • 畳のある部屋は 年1回は点検
  • 本・雑誌を床に積まない
  • 北側収納は 除湿剤を常設
  • 雨の日に窓枠まわりが結露する家は要注意

小さな習慣だけでリスクは大きく下がります。


シロアリは「木を食べる生き物」ではなく、

“セルロース(木・紙・畳の成分)を食べる生き物”。

だから木造住宅だけでなく、
どんな家でも段ボール・畳・新聞紙などの置き方しだいで寄りつきやすくなります。

  • 段ボールの放置
  • 押し入れの湿気
  • 畳の下の見えないスペース

こうした日常の小さな要因で、シロアリは静かに侵入してきます。

「木造じゃないから大丈夫」という考えは少し危険。
まずは生活習慣の見直しと、年1回の点検だけでも大きな安心につながります。