今日の現場はイエシロアリの駆除工事です。
13年前に当社が既設予防工事を施工したOB施主様です。
現場到着後、挨拶時にお施主様が「ここに土が落ちていておかしいと思った」とおっしゃられました。
蟻土と翅アリの死骸が落ちてますね。
これは間違いなくイエシロアリの翅アリです。
2階の小屋裏から施工開始です。養生終了後小屋裏に上ってみると、
一面に分厚い断熱材が敷設されてました。
野縁が見えないので移動するのが大変です。
おまけに今日の住宅は寄棟屋根なので軒先側の天井高が低く、大変施工し辛いです。
例えばこういう箇所、
体が入るスーペースが無いので手が届きません。
しかし穿孔注入処理の重要ポイントでもあります。じゃどうするか?
実は秘密工具が有るんです。それがコレです。
俗にエクステンションロッドと呼ばれているヤツです。
長年愛用しているので傷だらけですがまだまだ現役です。
コレを使えば、こんな箇所でも
こんな箇所でも、
楽勝に穿孔できるのです!
確か値段は二千円程度でしたので費用対効果バツグンです。
2F小屋裏穿孔が終了後(被害無し)、今度は1F小屋裏に入ります。すると、
ぱっと見で分かる被害が有りました。アップで見てみると、
兵蟻がこちらを覗いています。臨戦態勢にすでに入っています。
ヤル気まんまんですね。
しかしお構いなく薬剤注入しました。
昼からは床下です。進入してみるとすぐに蟻道を発見しました。
こちらの住宅は防湿コンクリートの基礎ですがシロアリ被害には殆ど関係ないですね。
この位の隙間が有れば楽勝で進入して来ます。
シロアリ予防は大事ですね。
翅アリも飛んでました。
ヘッドライトに向かってバンバン飛んできます(笑)。
玄関框付近に被害が集中しています。
蟻道を崩してみると、
イエシロアリが元気に活動しています。
しかし「君たちの命は今日までだ」と呟きながら私も薬剤を注入していきます。
保証期間の5年が過ぎて8年も経てばこのぐらいの被害は当たり前のようにあるのだな、という事が私もよく分かりました。
やはり5年毎の再施工は重要です。
3週間後に全体の予防工事の内容をお施主様に説明し、今日の施工は終了です。
竹澤