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木材に小さな穴が開けられ、作業者が電動ドリルを使って穿孔を行っている様子を描いたイラスト。左側に「シロアリの穿孔処理とは? 家を傷めずに行う“見えない場所”の防除方法」という大きな文字が配置され、右側に作業者と工具、下部にシロアリのイラストが描かれている。背景は淡いベージュで全体が柔らかい印象のデザイン。

【広島】シロアリ被害を防ぐ穿孔処理|家を傷めずに行うプロの見えない対策とは

シロアリ対策の中でもよく使われるのが 「穿孔(せんこう)処理」 です。

しかし、「穴をあけるって大丈夫?」「家に傷はつかないの?」と心配される方も少なくありません。

この記事では、穿孔処理の目的や流れ、メリット・注意点をわかりやすく解説します。


穿孔処理とは、

床下や浴室周りなど、薬剤が届きにくい部分に“小さな穴”をあけ、そこから薬剤を注入する方法

です。

シロアリは柱や土台の「見えないすき間」に入り込むため、
地面からの散布だけでは薬剤が届かない場合があります。
そのため、木材内部や壁の中に薬剤を通すための最小限の穴をあけるのが穿孔処理です。


穿孔処理は以下のようなケースでよく行われます。

● 浴室・脱衣所まわり

床材がコンクリートやタイルで、下から薬剤が届かない場所。

● 玄関まわり

構造的に閉じた空間が多く、シロアリが侵入しやすい。

● 木材の内部に被害がある場合

木材の中に空洞(蟻道)があり、外側から薬剤が入らないため。

● リフォーム後の住宅

断熱材や二重床など、床下から処理できない構造が増えているため。


作業は以下のように進みます。

① 調査

シロアリの侵入ルートや被害状況を確認し、穴を開ける位置を決めます。

② 穿孔(穴あけ)

ドリルで 直径6〜8mmほどの小さな穴 を開けます。
ビス穴より少し大きい程度で、補修するとほとんど目立ちません。

③ 薬剤注入

穴から高圧で薬剤を注入。
木材内部・基礎内側・壁の中にしっかり薬剤が行き渡ります。

④ 補修

穴は専用のパテや木栓で補修し、ほとんど元の状態に戻ります。
※プロが行えば、パッと見ではわからなくなります。


✔ 家の内部まで確実に薬剤が届く

見えない場所に薬剤を行き渡らせるため、再発予防にとても効果的。

✔ 小さな穴だけなので家を傷めない

構造的なダメージはほぼゼロ。
必要最小限の穴なので補修後も目立ちません。

✔ 再発リスクを大きく減らせる

シロアリの通り道を直接断つため、侵入・繁殖を防ぎやすい。


Q. 穴をあけても大丈夫なの?家が弱くならない?

A. 木材を貫通するような穴ではなく、表面に数mm〜数cmの小さな穴なので
構造に影響はありません。

Q. 穴は目立つ?

A. 補修するとほぼ気づかないレベルです。
フローリングの場合、木栓で色味を合わせます。

Q. すべての家で必要?

A. いいえ。
床下から薬剤が届く家は穿孔しなくてもOKです。
構造や被害状況を見て、必要な部分だけ行います。


穿孔処理は、
シロアリが潜む“見えない場所”に確実に薬剤を届けるための安全な方法 です。

適切に行えば家への負担はほとんどなく、
シロアリの再発予防に大きく役立ちます。

「穴をあけるって大丈夫?」
「補修はどんな感じ?」
と不安な方も、必要性や仕組みを知れば納得しやすいはずです。

「シロアリは冬なにしてる?」という文字と、木の柱にしがみつくシロアリのイラスト。背景はやわらかい色合いで、冬を表す雪の結晶マークが添えられている。

シロアリは冬でも動く?|広島の専門家が教える「実は休まない理由」

冬でもシロアリは「活動をやめていない」。ただし、地中や床下の奥でゆっくり過ごしているため、表には出てきにくいだけです。

冬は空気が冷たくて、家の中も乾燥しがち。
「虫のことなんて、春になってから考えればいいよね」と思いたくなる季節です。

でも、もし家のどこかで“じわじわと何かが進んでいたら”…少し心配ですよね。

大丈夫です。冬のシロアリは派手に動き回るわけではなく、静かに過ごしているだけ。
ただ、この“静けさ”が、逆に気づきにくくしてしまうこともあるんです。

シロアリが冬でも生きていける理由は、とてもシンプルです。

  • 地中や床下は外よりも暖かい
  • 木材の中は湿気があり、乾燥しにくい
  • 巣の中でまとまって生活して体温を保つ

つまり、外は寒くても、シロアリにとって家の床下や地中は“冬でも住みやすい環境”。
そのため、外に出てこないだけで、巣の中でゆっくり活動を続けています。

冬は動きがゆるやかですが、活動が止まるわけではありません。

  • 木材の内部でゆっくり食害が進む
  • 暖かくなる春に、一気に活動が活発になる
  • 被害に気づけるタイミングが遅れやすい

「冬だから大丈夫」は、実は少し危険な思い込みなんです。

冬はシロアリを見かけることはほとんどありません。
そのため、“家の変化”をヒントにします。

  • 床がフワッとする・沈む感覚がある
  • 巾木(はしっこの木)が浮いて見える
  • 押すと軽い音がする壁や柱がある
  • 浴室や脱衣所など湿気の多い場所で、木が黒ずむ

冬でもこれらが見られる場合、シロアリに限らず、湿気トラブルや木材の劣化が進んでいるサインのことがあります。

広島の戸建て(築15年ほど)で、冬に「床がふかふかする感じがする」という相談がありました。
点検すると、床下の根太(ねだ=床を支える横木)の一部がシロアリにより空洞化。

冬場だったため“羽アリは見ていない”というケースです。

冬は表に出てこないぶん、家の小さな変化のほうがヒントになることがわかります。

シロアリ対策といっても、冬に特別な作業をする必要はありません。
生活の延長でできることを少し意識するだけで、十分役立ちます。

  • 換気扇を止めすぎない(湿気がこもると活動しやすくなるため)
  • キッチン・浴室のちょっとした水漏れを放置しない
  • 段ボールを床に直置きしない(湿気と紙はシロアリが大好き)
  • 外回りに古い木材を置きっぱなしにしない

そして、
「このへん気になるな…」と思ったら、春を待たず、冬でも点検は可能です。

シロアリは冬のあいだ“静かに過ごしている”だけで、完全にいなくなるわけではありません。
でも、必要以上に恐れる必要もありません。

家のちょっとした変化に気づいたり、湿気をためないように意識するだけで、
冬のあいだの“見えない活動”にも十分対処できます。

家は、毎日の小さな気づきで守れるもの。
慌てず、できることからゆっくり進めていきましょう。

「住まいの『本当の状態』が1回で分かる理由」をテーマにしたアイキャッチ画像です。 背景には住宅の断面イラストと、調査を行う作業員のイラストが描かれています。 上部には大きなタイトルで「住まいの“本当の状態”が1回で分かる理由」、その下に「広島の専門家が見るポイントを解説」「『調査って1回だけで本当に分かるの?』そんな疑問に答えます!」というテキストがあります。 中央の住宅イラストの左右には、3つのポイントが吹き出しで紹介されています。 左上の「1回の調査で分かること① 家の『外側』の危険サイン」には、外壁のひび割れ、基礎の劣化、雨どいの変形のイラスト。 右上の「1回の調査で分かること② 家の『内側』の湿気・カビ・構造」には、床の沈み、壁紙のシミ、窓の結露のイラスト。 左下の「1回の調査で分かること③ シロアリ・害獣の『痕跡』」には、シロアリ、床下の湿気、害獣のフンのイラスト。 作業員のイラストの近くには、「プロの目視+計測で家の“健康診断”! 最短で危険サインをチェック」という大きなテキスト。 下部には「『うちの家は大丈夫かな?』と思ったら | 住宅ケンコウ社」というテキストと、会社ロゴがあります。

住まいの“本当の状態”が1回で分かる理由|広島の専門家が見るポイントを解説

「調査って1回だけで本当に分かるの?」
そう思われる方はとても多いです。

でも実は、1回の目視+計測の調査だけで家の“健康状態”の8割以上は分かると言われています。
その理由は、専門の調査員が“見るべき場所”を最短でチェックできるからです。


家の「外側」の危険サイン

外壁・基礎・屋根周りは、劣化が最も表れやすい部分です。

プロが見るポイントは…

  • 外壁の色ムラ・コケ・ひび割れ
  • 基礎の浮き・剥がれ
  • 雨どいの変形・詰まり
  • ベランダ床の劣化
  • 小さな穴・シロアリの侵入跡

こうした“微細なサイン”は、慣れていないと見過ごしがちですが、経験者が見るとすぐに判断できます。


家の「内側」の湿気・カビ・構造の兆候

室内に入ると、さらに多くの情報が読み取れます。

  • 床を歩いた時の“沈み”
  • 壁紙の浮き・薄いシミ
  • 窓周りの結露跡
  • 畳や床材の波打ち
  • ドアの開閉具合

こうした変化は、湿気・基礎のズレ・断熱の問題が原因のこともあります。
ひとつ見つかれば、家全体の“傾向”がだいたい掴めてしまいます。


シロアリ・害獣の「痕跡」

専門家は“ある特定の場所”を見るだけで家の危険度を判断できます。

  • 床下の木材の乾燥具合
  • シロアリの通り道(蟻道)
  • 羽アリの抜け殻
  • 鼠などのフンや通り道
  • 床下の湿気量

これらは1回の調査でほぼ把握できます。


家の劣化は、必ず“どこかにサインを出している”ものです。
プロが調査を行うと、そのサインを拾い集めて…

  • 今の状態
  • 今後起きやすいトラブル
  • すぐ対処すべきかどうか
  • 放置するとどうなるか
  • 修繕の優先順位

…ここまで分かります。


病院の健康診断と同じで、
1回診てもらうだけで全体の状態がハッキリする もの。

もちろん完璧に“未来のトラブル”まで100%予測はできませんが、
「今のあなたの家がどんな状態か?」
「危険なサインが出ていないか?」
ここは1回で十分に判断できます。


当社では、

  • 今の状態を“正しく”伝える
  • 必要な場合だけ、対策をご提案

というスタイルで調査を行っています。

「見てもらうのはちょっと不安…」という方も多いですが、
1回見てもらうことで安心できるご家族がほとんどです。


1回の調査で分かるのは…

  • 外壁・屋根・基礎の劣化
  • 室内の湿気・カビ・ゆがみ
  • 床下の状態
  • シロアリ・害獣の痕跡
  • 今後起こる可能性のあるトラブル
  • 対処の優先順位

たった1回のチェックでも、家の状態はここまで分かります。

家は毎日あなたと家族を守ってくれています。
「うちの家は大丈夫かな?」と思った時が、
いちばんの診てもらい時です。

シロアリはなぜ北側を好む?広島の住宅で起きやすい理由と対策

「シロアリはじめじめした場所が好き」とよく言われますが、
その中でも “家の北側は特に注意” と言われることをご存じでしょうか?

実はこれ、現場のプロとしても かなり当てはまるケースが多い んです。


① 日当たりが悪く、湿気が抜けにくい

北側は日光がほとんど当たりません。
すると地面や壁が乾きにくく、 湿度が安定して高い状態に。

シロアリが最も好むのは
「暗い × 湿っている × 風が通りにくい」環境。
北側はその条件にピッタリ合ってしまうのです。

② 基礎周りに“水が溜まりやすい”地形が多い

北側は庭の排水が悪い、雨どいの水が流れにくいなど、
水が溜まりやすい構造になっている家が少なくありません。

地面に湿気が残る → シロアリの活動エリアが広がる
という流れができてしまいます。

③ 換気状態の悪化(床下の風が抜けない)

北側の床下は、建物の構造上

  • 風が抜けにくい
  • 通気口が少ない

といったケースが多く、湿度を溜め込みやすい場所です。

湿度60%を超えるとシロアリが活発化すると言われており、
梅雨〜夏場にかけて一気に被害が進むこともあります。

住宅ケンコウ社の点検でも、

  • 北側の勝手口まわり
  • 北側の浴室まわり
  • 北側の縁側、サッシ下

から被害痕や蟻道が発見される割合は非常に高いです。

特に 浴室・洗面所・キッチンなど“水回りが北側にある家” は要注意。

✔ 1. 床下の地面が湿っていないか

泥が湿っている・カビ臭い場合はリスク高。

✔ 2. 基礎にひび割れや蟻道(泥の道)がないか

シロアリの“侵入ルート”になりやすい部分。

✔ 3. 庭の古い木材・杭・枕木が残っていないか

そこから家の北側へ移動してくるパターンが多数。

✔ 4. 浴室・脱衣所の床がふわふわしていないか

北側で最も多い“シロアリ初期症状”。

● 年1回の床下点検

北側だけでなく、家全体の湿度や状態が把握できます。

● 水が溜まりやすい場所の排水改善

  • 雨どいを直す
  • 地面の勾配を直す

だけでもリスクが大幅に下がります。

● 古い木材はすぐに撤去

庭の放置材 → 北側 → 家の中
という“黄金ルート”が本当に多いです。

北側=必ず被害が出る、というわけではありませんが、
プロの現場から見ても “北側は危険度が高い” のは事実です。

「うちはどうなんだろう?」と気になる方は、
早めに点検だけでも受けておくと安心です。

外壁のすき間からアリが侵入…広島で増える“住宅被害”のサインとは?

シロアリかクロアリか“絶対に見分けたい”ポイント

外壁のすき間や基礎まわりで、アリが行列のように出入りしているのを見たら、
「これ…シロアリだったらどうしよう」
と不安になりますよね。

しかし、実はシロアリとクロアリの行動には明確な違いがあり、
出入りの様子だけでも見分けやすいポイントがあります。

この記事では、プロが現場で必ずチェックする
「外壁のすき間で見つけたアリの見分け方」をまとめました。


  • クロアリ → とにかく動きが速い(せかせか動く)
  • シロアリ → かなり遅い(よたよた歩く)

クロアリは外を走り回る習性があるため、スピードが目立ちます。
逆にシロアリは光が苦手で、暗い場所でゆっくり移動します。

  • クロアリ → 黒・焦げ茶・赤茶など、ハッキリ濃い色
  • シロアリ → 白〜クリーム色(透けたような体)

すき間から“白っぽい虫”が出入りしていたら、要注意。
一般家庭で白いアリは基本的にシロアリ一択です。

  • クロアリ → くびれがある(細いウエスト)
  • シロアリ → くびれがない(ずんどう体型)

横から見ると分かりやすく、
シロアリは幼虫のような“ぷくっとした形”。

外壁の周りにこんなものはありませんか?

  • 土が固まったような筋(蟻道)
  • すき間を埋める土のかたまり
  • 配管まわりに泥の塊

これがある場合は、ほぼシロアリの可能性が高いです。
クロアリは土で通路を作りません。

  • クロアリ → 外壁のすき間から“外へ“も出る
  • シロアリ → 基本は“家の内部”へ向かう(エサ=木材)

すき間から
外→内に向かって真っすぐ入っていく
ような動きなら、シロアリの行動パターンに近いです。

  • 春〜夏に羽ありが飛んだあと → シロアリの可能性大
  • 年中見かける少数の行列 → クロアリの可能性高め

特に
4〜6月の午前中に“羽アリ”を見た
場合はシロアリの典型。

白い・遅い・ずんどう体型
この3つが揃えば、早めの点検をおすすめします。

  • 外壁のすき間でアリを見た
  • 種類がわからない
  • 羽アリっぽい虫がいた記憶がある

こんな時は、プロが判断した方が安全です。

写真だけでも種類判定できますので、まずはお気軽に。

庭の古い木材、放置してない?広島の家で起きやすい“春のシロアリ予兆”とは

知らないうちに“住まいのリスク”が潜んでいるかも

庭づくりのときに使った古い杭や木材、放置したままになっていませんか?
実はこれ、シロアリが寄りつきやすい環境の典型例なんです。

① 湿気を吸って柔らかくなる

雨ざらしになった木材は水分を含みやすく、
シロアリにとって“食べやすいエサ”になります。

② 地面と接しているため発見しにくい

シロアリが好む「暗くて湿った場所」になりやすく、
気づかないうちに内部を食べ進めてしまうことも。

③ 家への侵入ルートになる

庭 → 杭 → 基礎 → 家の床下
というルートで、住まいへ侵入するケースも珍しくありません。

  • 杭が触ると“ポロポロ”崩れる
  • 地面との間に隙間があって不自然に浮いている
  • 表面が土っぽく、細かい粒(蟻道)がついている
  • 中がスカスカで軽い

1つでも当てはまる場合、早めの点検がおすすめです。

  • 古くなった杭・木材は撤去する
  • 木材を使う場合は防腐処理されたものにする
  • 気になる方は床下と庭の簡易チェックを依頼する

特に今年のように暖冬で羽アリの動きが早い年は、
「まだ大丈夫」より「早めに見ておく」が安心です。

庭の古い木材は、見落とされがちな“シロアリの入口”。
普段気にしていない場所ほど、リスクが潜んでいます。

「ちょっと不安…」「最近チェックしてない」
そんな方は、点検だけでもお気軽にご相談ください。

広島で“暖かい日”にシロアリが動き出す理由|春前に知るべき危険サイン

春先から初夏にかけて、「急に羽アリを見た」というご相談が一気に増えます。
実は羽アリには動き出す“条件”があり、その条件がそろうと一斉に姿を見せるようになります。

「うちは大丈夫かな?」と思った時の参考にしてください。


羽アリ(特にヤマトシロアリ)は、
数日間あたたかい日が続くと一気に活動が活発になります。

  • 前日から気温が高い
  • 湿気が多い

この2つが重なると“今日飛ぶかも”というタイミングになります。


羽アリは乾燥が苦手。
そのため、雨上がりのしっとりした空気は大好物の環境です。

  • 朝からどんより曇っている
  • 風が弱い

こんな日は要注意。


ヤマトシロアリの場合、飛ぶ時間帯も特徴的で、
午前10時〜12時頃に集中します。

外が急にザワザワしてきたり、窓際に羽が落ち始めたら、すでに巣から飛び出している可能性があります。


「一匹だけ見た」は心配しすぎなくても大丈夫ですが、
次の状態は要注意です。

  • 同じ場所に何匹も集まってくる
  • サッシや窓の下に羽が大量に落ちている
  • 壁のすき間からポロポロ出てくる

これは巣が近くにあるサインです。


羽アリは突然現れたように見えて、
実は 決まった条件が整ったから動き出しただけ です。

「今日あたたかいし湿気もあるな…」と思った日は、
少しだけ窓回りや床下換気口を気にしてみると安心です。

おすすめ記事

シロアリとクロアリの見分け方|間違えると危険な“発生時期”の判断ポイント

シロアリとクロアリは、姿が似て見えるだけで、役割も性質もまったく異なります。
家の木材に影響するのはシロアリのみで、クロアリは基本的に“家を食べません”。

春から初夏にかけて、家のまわりで羽アリを見かけることがあります。
そのとき、多くの方が「これってシロアリ?」と不安になるものです。

実際に相談を受ける際も、
「黒いからクロアリだと思ってた」
「色は黒いのにシロアリって本当?」
という話をもらうケースは珍しくありません。

でも、必要以上に心配する必要はありません。
“違いのポイント”を知っておくだけで、落ち着いて判断できるようになります。

シロアリもクロアリも、繁殖のために“羽アリ”として飛ぶ季節があります。
このときだけ姿が似るため、区別が難しく感じられます。

しかし分類上は、

  • シロアリ → ゴキブリの仲間
  • クロアリ → ハチの仲間

と、まったく別の生き物です。

▼ シロアリの場合

  • 木材を食べ、床下・柱・土台に影響
  • 気づきにくく、進行すると補修費が大きくなることも
  • 被害が出た部分は交換が必要になるケースも

▼ クロアリの場合

  • 家の木を食べることはほぼ無い
  • 食べ物を求めて室内に入ることがある程度
  • 建物の強度に影響を与えることはない

つまり、構造的なダメージにつながる可能性があるのはシロアリだけです。

【シロアリ】

  • 前後の羽が同じ長さ
  • 触覚が数珠のようにまっすぐ
  • くびれがない(ずんどう)

【クロアリ】

  • 前の羽が長く、後ろが短い
  • 触覚が曲がる
  • くびれがハッキリしている

色だけで判断すると間違えるので、形・羽・触覚がポイントです。

ある住宅では、初夏に「黒い羽アリが家の中に出た」と相談がありました。

黒い色だったため、ご家族はクロアリと思われていましたが、
羽の長さや触覚の形からシロアリの羽アリであることが判明。

このように、見た目だけでは判断しづらいケースが多くあります。

1. まずは写真を撮る(虫を触らなくてOK)

  • 羽の形
  • 体の長さ
  • 数(どれくらいの量か)

後から落ち着いて確認できます。

2. 家の周りの環境を整える

  • 段ボールや木材を家の外に置きっぱなしにしない
  • 基礎まわりの風通しをよくする
  • 雑草や植木鉢を家のすぐそばに密集させない

3. クロアリ対策としては“食べ物管理”が有効

  • お菓子類の密閉
  • キッチンのふき取り
  • ペットフードを出しっぱなしにしない

シロアリもクロアリも、家の周りに出る自然な生き物ですが、
役割も性質もまったく違います。

ちょっとした知識があるだけで
「これは急いで対応したほうが良いのかな?」
「ただのクロアリだからよくあることだな」
と冷静に判断できるようになります。

不安を大きくしすぎず、生活の中の“小さな気づき”から
お家の安心につなげていきましょう。

今年は“暖冬”。羽アリが増えやすい理由を徹底解説

「今年は暖冬らしい」と聞くと、なんとなく“虫が早く出そう”というイメージがありますよね。
実はそれ、ただの感覚ではなく 科学的にも裏付けがあります。
シロアリの羽アリが“暖冬の年に増えやすい”のには、はっきりした理由があるのです。


① 冬の活動停止期間が“短くなる”

シロアリは一年中活動できる生き物ですが、本来 低温では活動が鈍くなる と報告されています。
(ヤマトシロアリは最低 4~6℃、イエシロアリは最低10℃で活動可能)

しかし暖冬で気温が高い年は、この活動が鈍る期間が短縮。

その結果、

  • 巣づくり(コロニー拡大)が例年より早く進む
  • 羽アリが飛び立てる“成熟タイミング”が早まる

こうした影響で、春の羽アリ発生が前倒し・増加しやすくなるとされています。


② 気温上昇で「群飛に最適な条件」が整いやすい

羽アリが飛び立つ“群飛”は、20~28℃の湿った日が最も起こりやすいと報告されています。

暖冬の年は、

  • 春先から気温が高い
  • 雨上がりに湿度が上がる日が増える

このため、羽アリが飛び立つための気象条件に合致しやすくなるのです。

特にヤマトシロアリ・イエシロアリは、

  • 雨上がり
  • 気温上昇
  • 無風〜微風

といった条件を好み、これらは暖冬の翌春に揃いやすい傾向があります。


③ 暖冬の影響で「発生時期が前倒し」になる例が増加

最新の羽アリ発生動向では、暖冬の年は

  • 3月下旬〜4月初旬から羽アリの報告が増える地域がある
    という傾向が観測されています。

例年より早く“羽アリの季節”が始まるため、
気づかないうちに家の近くで群飛が起きていた
というケースも起こりやすくなります。


④ シロアリの生息域自体が“広がりやすい”

暖冬や温暖化により、イエシロアリなどの温暖地種は
生息域が以前より拡大傾向にあるとも報告されています。

そのため、

  • これまで出なかった地域で羽アリが出る
  • 発生数が増える

といった現象が起こりやすくなります。


暖冬の年に羽アリが増えやすいのは、

  • 冬の活動低下が短くなる
  • 群飛に適した気象条件がそろいやすい
  • 発生時期が早まる
  • 生息域が拡大しやすい

といった複合的な要因が重なるためです。

今年の春、
「あれ? 少し早いな…」
と思ったら、それは暖冬の影響かもしれません。

去年羽アリが出た家は?今年のリスクの考え方 — 早めに知っておきたいポイント

去年の春〜初夏に「羽アリが家の中に入ってきた」「窓のまわりに大量に舞っていた」
そんな経験があったご家庭は、今年のリスクを”低く見積もらない”ことがとても大事です。

結論から言うと、

羽アリは“被害のスタートではなく結果”
去年出た=すでに巣がある可能性が高い

という前提で対策を考えるのが安全です。


羽アリが出る理由は明確で、

巣の成熟 → 分巣準備 → 新たな女王・王の旅立ち

という生態サイクルによるもの。

「去年羽アリが出た=巣が成熟していた」サイン

そして成熟した巣は、今年こうなります:

  • 食害スピードがどんどん速くなる(給水・給餌部隊も増える)
  • 巣の拡大が進む
  • 家の弱い部分へ食害が広がりやすい
  • 気温上昇で活動量が増す

特に イエシロアリは冬でも弱くしか休眠しない ため、
「1年経てば落ち着く」ということは基本ありません。


去年羽アリが出たご家庭の点検に行くと、今年よく見つかるのがこの3つ:

✔ 床がゆっくり沈む
人が乗ると「ふわっ」「ぼよん」とする。

✔ 柱や畳の縁が“軽く”なる
たたくと空洞音。「コンコン → カンカン」に変わる。

✔ 水回り近くの木材がスポンジ状
お風呂・洗面所・キッチンは特に要注意。

これらはすべて、
羽アリの翌年に被害が進んで判明する典型パターンです。


去年羽アリが出た場合、今年は“被害拡大の年”と考えるのが最も合理的。

理由は以下のとおり:

  1. 女王アリの産卵数は年々増える
    → 2年目、3年目が食害のピークになる
  2. 巣の規模が大きくなる
    → 食べる量も範囲も拡大する
  3. 住宅内部に入りやすくなる
    → 床下 → 壁内 → 天井へ横方向・上方向に広がる
  4. 異常が“目に見えて”出てくるのは2年目以降
    → 去年は「兆候」、今年は「症状」になる可能性が高い

🥇 ① まず点検(家に入らずできる外周点検だけでも可)

去年羽アリが出た家は、
最低ラインが“現状確認”です。

家に入れたくない方は
「外周・床下入口周辺・基礎のクラック確認」だけでも意味があります。


🥈 ② 巣の位置を把握する(必要なら詳細点検)

去年の出現ポイントから推定できます。

  • 床下の基礎沿い
  • 湿気が多い場所
  • 水回り
  • 外壁のひびから侵入しているケースが多い

🥉 ③ 必要なら防除(今年はスピード重視)

特にイエシロアリは巣のサイズが大きく、

  • ひと夏越えると被害量が倍増
  • 修繕費が本当に高くなる

ため、早いほど得です。


去年羽アリが出たお家のほとんどは、
翌年も何らかの形で「続き」が起きます。

  • 去年は“お知らせ”
  • 今年は“本番”になる可能性が高い

というイメージです。

「異常が出てからでいいや」ではなく、
“異常が出る前のタイミング”が最も安く済むことだけは、
ぜひ知っておいてください。