「シロアリはじめじめした場所が好き」とよく言われますが、
その中でも “家の北側は特に注意” と言われることをご存じでしょうか?
実はこれ、現場のプロとしても かなり当てはまるケースが多い んです。
■ なぜ家の北側はシロアリ被害が出やすいの?
① 日当たりが悪く、湿気が抜けにくい
北側は日光がほとんど当たりません。
すると地面や壁が乾きにくく、 湿度が安定して高い状態に。
シロアリが最も好むのは
「暗い × 湿っている × 風が通りにくい」環境。
北側はその条件にピッタリ合ってしまうのです。
② 基礎周りに“水が溜まりやすい”地形が多い
北側は庭の排水が悪い、雨どいの水が流れにくいなど、
水が溜まりやすい構造になっている家が少なくありません。
地面に湿気が残る → シロアリの活動エリアが広がる
という流れができてしまいます。
③ 換気状態の悪化(床下の風が抜けない)
北側の床下は、建物の構造上
- 風が抜けにくい
- 通気口が少ない
といったケースが多く、湿度を溜め込みやすい場所です。
湿度60%を超えるとシロアリが活発化すると言われており、
梅雨〜夏場にかけて一気に被害が進むこともあります。
■ 実際の現場でも「北側に痕跡が出ていた」ケース多数
住宅ケンコウ社の点検でも、
- 北側の勝手口まわり
- 北側の浴室まわり
- 北側の縁側、サッシ下
から被害痕や蟻道が発見される割合は非常に高いです。
特に 浴室・洗面所・キッチンなど“水回りが北側にある家” は要注意。
■ 北側でチェックすべき4つのポイント
✔ 1. 床下の地面が湿っていないか
泥が湿っている・カビ臭い場合はリスク高。
✔ 2. 基礎にひび割れや蟻道(泥の道)がないか
シロアリの“侵入ルート”になりやすい部分。
✔ 3. 庭の古い木材・杭・枕木が残っていないか
そこから家の北側へ移動してくるパターンが多数。
✔ 4. 浴室・脱衣所の床がふわふわしていないか
北側で最も多い“シロアリ初期症状”。
■ 北側のシロアリ対策で特に効果的なこと
● 年1回の床下点検
北側だけでなく、家全体の湿度や状態が把握できます。
● 水が溜まりやすい場所の排水改善
- 雨どいを直す
- 地面の勾配を直す
だけでもリスクが大幅に下がります。
● 古い木材はすぐに撤去
庭の放置材 → 北側 → 家の中
という“黄金ルート”が本当に多いです。
■ まとめ:北側は「シロアリが好む条件」がそろいやすい
北側=必ず被害が出る、というわけではありませんが、
プロの現場から見ても “北側は危険度が高い” のは事実です。
「うちはどうなんだろう?」と気になる方は、
早めに点検だけでも受けておくと安心です。





