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雨上がりに羽アリが大量発生?家の中でシロアリ・羽アリが出た時の原因・応急処置・駆除・予防まで徹底解説

「雨上がりに羽アリが大量発生して困っていませんか?」

特に梅雨や大雨の後は、湿度が急上昇し、シロアリや羽アリが活発になります。

本記事は、家の中でシロアリや羽アリが大量発生した方/被害を防ぎたい方に向けて、原因・応急処置・駆除・予防までをわかりやすくまとめました。

初めての方でも安心して読める内容で、正しい知識と具体的な対策が身につき、住まいを守る第一歩を踏み出せます。


目次
  1. シロアリ大量発生の現状
  2. 羽アリ大量発生とは?(群飛のしくみ)
  3. 家の中でのシロアリ被害とリスク
  4. シロアリが家に侵入する主な原因
  5. 雨上がりに大量発生しやすい理由
  6. シロアリの種類と見分け方(羽アリ/黒アリ)
  7. 見つけた直後の応急処置とNG行動
  8. プロの駆除方法と費用目安
  9. 長期予防策(再発リスクを下げる)
  10. よくある質問(FAQ)
  11. 相談・点検・予防のご案内

シロアリが家の中で大量発生することは、決して珍しくありません。
湿気の多い日本の住宅では床下や壁内など目に見えない場所で繁殖しやすく、気づいたときには数百匹以上の羽アリが一斉に現れることもあります。
大量発生は構造の耐久性低下衛生面の問題を招き、資産価値の下落や最悪の場合の倒壊リスクにもつながるため、早期発見・迅速対応が重要です。
近年は気候変動住宅の高気密化の影響で発生件数が増加傾向と言われ、「見えない進行」を前提にした定期点検がより重要になっています。


□ 羽アリ大量発生とは?(群飛のしくみ)

羽アリが大量に出るのは、家の中や近くにシロアリの巣があるサインです。
春から初夏の繁殖期には、巣から羽アリが一斉に飛び立つ**「群飛(ぐんぴ)」が起きます。
室内で
数百匹以上の羽アリを見た場合、住宅内部に大きな巣がある可能性が高いと考えられます。
羽アリは
新しい巣作り**のために飛び立つため、放置は厳禁。早めの点検と対策が必須です。


□ 家の中でのシロアリ被害とリスク

  • 構造材の食害:床下・柱・壁内の木材が食べられ、耐震性・耐久性が低下
  • 修復困難化:目に見えない場所で進行し、気づいたときには広範囲に…
  • 衛生面の問題:糞や死骸の散乱、アレルゲンの増加要因にも
  • 資産価値の低下:売却時の査定に影響
  • 最悪のケース構造の重大な損傷倒壊リスク

湿気(最重要)

シロアリは湿気を好みます。特に床下・浴室・キッチン周辺は要注意。
湿度が高いと木材が柔らかくなり、食害スピードが上がる傾向があります。
換気不足/雨漏り/水漏れがあると、発生リスクは急増します。

湿気対策の例:

  • 床下換気扇の設置・通風改善
  • 浴室・キッチン・トイレの水漏れ点検
  • 雨樋・外壁・屋根の雨漏りチェック
  • 定期的な室内換気/除湿

家屋の隙間

基礎のひび割れ、配管の隙間、サッシやドアの隙間などから容易に侵入します。
古い住宅やリフォーム時に生じた隙間は特に注意。

隙間対策:

  • 基礎のひび割れ補修
  • 配管周りのシーリング・パッキン確認
  • サッシ・ドアの気密性改善

□ 雨上がりに大量発生しやすい理由

雨上がりは湿度が急上昇し、巣内活動が活発化します。
特に梅雨時期や大雨の後は、羽アリが巣から飛び立つ群飛が起こりやすく、室内への侵入も増えます。
このタイミングで羽アリを見たら、家の中や周辺に巣がある可能性が高いため、早急な点検が必要です。


日本で問題になるのは主にヤマトシロアリイエシロアリの2種類です。
また、黒アリ(クロアリ)との見分け方も重要です。

  • ヤマトシロアリ:全国に分布。湿った木材を好む。被害は局所的になりがち
  • イエシロアリ:温暖地域に多い。乾いた木材も食べる。巣が大きく、被害は広範囲

見分け方:

  • シロアリ:体が白っぽい/胴体にくびれなし羽4枚がほぼ同じ大きさ
  • 黒アリ:体が黒い/胴体にくびれあり/羽は前後で大きさが違う

被害が進むと修復費用は高額になります。

被害状況費用目安
軽度(部分修理)数万~10万円
中度(床下全体)10万円~30万円
重度(家全体)30万円~100万円以上

まずは落ち着いて、以下を実施:

  1. 発生場所の特定(床、壁、窓枠、水回り付近など)
  2. サンプル採取(数匹を密閉容器や小袋へ/撮影も有効)
  3. 一時的な封鎖(隙間にマスキングテープ等で簡易封鎖)
  4. 室内の換気・除湿(加湿器停止、換気扇活用)
  5. 早めの専門点検予約(繁忙期は予約が取りづらいため即行動)

やってはいけないNG行動:

  • 市販殺虫スプレーの乱用:巣内が警戒して分散・逃避し、被害が広範囲化する恐れ
  • 原因不明の穴開け・解体:巣のルートを変えたり、構造材を傷める可能性
  • 完全な自己判断での駆除:部分対応になりがちで、巣を残す結果に

Q1. シロアリの大量発生は自然現象?

はい、繁殖期に起こる自然現象です。特に春から初夏にかけて「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる羽アリの飛び立ちが見られます。ただし、家の中で大量発生した場合は、巣がある可能性が高いので要注意です。

Q2. シロアリを見つけたらどうする?

殺虫剤は使わない方が安全です(巣の中のシロアリが警戒して分散する恐れあり)。専門業者に相談するのが最も確実です。

Q3. 羽アリと黒アリの違いは?

  • シロアリ(羽アリ):体が白っぽく、胴体にくびれがない。羽は4枚とも同じ大きさ。
  • 黒アリ:体が黒く、胴体にくびれがある。羽は前後で大きさが違う。

Q4. シロアリ駆除は自分でできる?

部分的な応急処置は可能ですが、巣全体を駆除するのはほぼ不可能です。被害が広がる前に専門業者に依頼しましょう。

Q5. 駆除費用はどれくらい?

被害の程度や家の大きさによります。

  • 軽度(部分修理):約数万円~10万円
  • 中度(床下全体):約10万円~30万円
  • 重度(家全体):約30万円~50万円以上

Q6. 駆除後、再発しない?

完全にゼロにはできませんが、予防処理や定期点検を行えば再発リスクは大幅に減ります。年1回の点検がおすすめです。

Q7. 羽アリを見たら必ずシロアリ被害がある?

必ずではありませんが、家の近くに巣がある可能性が高いサインです。放置せず、早めに調査しましょう。

Q8. シロアリはどんな家に多い?

  • 湿気が多い家(床下換気不足、雨漏りあり)
  • 築年数が古い家
  • 高気密住宅(通気性が悪い)
  • 木材が多い家

Q9. シロアリはマンションにも出る?

はい、マンションでも床下や壁の隙間から侵入するケースがあります。特に1階や湿気の多い部屋は注意が必要です。

Q10. シロアリ予防に効果的な方法は?

  • 床下換気扇の設置
  • 水回りの点検・修理
  • 家の周囲に木材や段ボールを置かない
  • 年1回の専門点検

「家を守ることは家族を守ること」という信念のもと、
不安を残さない、納得のいく解決をお約束します。
羽アリ・シロアリでお困りの方が後悔しない選択
をしていただけるよう、
年間点検・予防処理を徹底し、安心できる住まいを守ります。