「うちは新築だからシロアリは大丈夫」
「鉄骨造だから木材は少ないし安心」
「床下はコンクリートだからシロアリは入れない」
こうした声をお客様からよく耳にします。
しかし、実際に点検に伺うと 「必要ないと思っていた家」でもシロアリ被害が進行していた ケースは少なくありません。
本記事では「シロアリ駆除が必要ない家は存在するのか?」をテーマに、シロアリ被害の実態や点検・予防の重要性を詳しく解説します。
シロアリ駆除が「必要ない」と思われがちな家とは?
まず、一般的に「シロアリ駆除は不要」と考えられやすい住宅には次のような特徴があります。
新築住宅
新築時には防蟻処理(シロアリ予防の薬剤散布)が行われているケースがほとんど。
そのため「しばらくは安心」と思われがちです。
鉄骨造・RC造の住宅
主要構造が木ではないため、「シロアリに食べられる部分がない」と誤解されがちです。
床下が全面コンクリートの住宅
「床下が土壌ではないからシロアリは入れない」と安心してしまう方が多いです。
実際には「必要ない家」でもリスクが存在する
新築住宅でも油断は禁物
- 防蟻処理の薬剤効果は おおむね5年程度
- 築10年を超えると、処理効果が切れて侵入しやすくなる
- 新築10年目で被害が発見されるケースは非常に多い
鉄骨造・RC造でも被害が出る
- 内装や下地には必ず木材が使われています
- 床板、壁の下地材、畳の下の根太などが被害を受ける事例多数
- 特に和室の柱や押入れの中で被害を見つけるケースも
コンクリート床でも侵入可能
- シロアリは 0.6mmの隙間 があれば侵入できる
- 基礎のひび割れ、配管周りの隙間、玄関や浴室まわりから被害が広がる
- 実際に「全面コンクリート基礎の家」で被害が出た例は多い
よくある「被害発見のパターン」
実際に当社へ寄せられる点検事例を紹介します。
- 築8年の新築住宅 → 玄関框に食害。
- 鉄骨造住宅 → 和室の柱に被害。
- コンクリート基礎住宅 → 浴室の土台が加害されていた。
築8年の新築住宅 → 玄関框に食害。
鉄骨造住宅 → 和室の柱に被害。
築8年の新築住宅 → 玄関框に食害。
鉄骨造住宅 → 和室の柱に被害。
いずれもお客様は「うちは大丈夫」と思っていたケースです。
シロアリ駆除・点検が必要な理由
被害は「気づいた時には手遅れ」が多い
シロアリは床下や壁の中で静かに食害を進めます。
目に見える被害が出た時には、すでに 構造体に影響が出ている ことも少なくありません。
修繕費用が高額になる
- 駆除だけなら数万円〜
- 被害修繕を伴うと数十万円〜数百万円になることも
予防にかける費用 < 修繕にかかる費用 となるのが現実です。
保険や保証の対象外になることも
火災保険や地震保険ではシロアリ被害は補償対象外。
防蟻処理の保証期間が切れていれば、自費で修繕するしかありません。
どんな家でも「定期点検」と「予防」が大切
「シロアリ駆除が必要ない家」はほとんど存在しません。
逆に言えば、どんな家でも定期点検と予防をすれば安心を維持できる ということです。
- 5年ごとの点検・予防で効果を継続
- 床下の湿気対策や換気改善も合わせて実施するとさらに安心
- 実績のある専門業者に依頼することで、見落としなくチェック可能
まとめ:「必要ない家」ではなく「油断できない家」がほとんど
シロアリは木造住宅だけの問題ではなく、鉄骨造やコンクリート住宅にも被害を与える厄介な存在です。
「うちはシロアリ駆除は必要ない」と思っている方こそ、ぜひ一度点検をおすすめします。
当社では、
- 床下の点検
- 最適な予防プランのご提案
を行っております。
大切な住まいを守るために、早めの対策をして安心な暮らしを続けましょう。
